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昔、ごくたまに母が塩辛を作ってくれました。
母の手作りの塩辛はとっても美味しかった記憶があります。
「そういえば最近食べてないなぁ」なんて思い出したら、塩辛が食べたくなっちゃいました。
そこで、今回は新鮮な生のイカを1パイ使って塩辛を作ります。
魚屋さんのあるスーパーに行って、魚屋さんに「このイカ、新鮮?刺身で食べても大丈夫?」ってしつこく聞いてイカを丸ごと買ってきました。
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下処理
・刺身用のイカ、1パイ
本漬
・塩、下処理後のイカの重量の4% |
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イカには、アニサキスという寄生虫が寄生している場合があります。
アニサキスとは辞書で調べたところ線虫類の一種で、イルカや鯨の胃などに寄生する寄生虫です。
アニサキスは酸や塩に強いので、塩漬や酸漬にしても死にませんが、温度には弱いので加熱するか、もしくは冷凍庫で一晩凍らせることによって死ぬようです。
アニサキス対策として、一晩冷凍しておくことにしました。 |
昨日一晩凍らせておいたイカを取り出して、解凍しました。
常温において、自然解凍です。
さあ、いよいよイカをさばきます。
イカをさばくのは初めてなので、うまくいくのか不安です。
1. 解凍したイカをキッチンペーパーの上に置き、少し水気をきります。イカの足の付け根部分に指を入れ、足とワタを胴から離します。このときワタを破らないように注意します。
2. 取り出したワタからイカの墨袋を外します。(墨袋は使いません。)
3. 足の吸盤は包丁の背などでしごいて取り除きます。 |
4. イカの胴とエンペラ(三角の部分)の間に包丁で少し切込みを入れて、そこを手がかりに胴の表面の薄皮をむきます。以外につるっときれいにむけました。
5. イカの胴、足、エンペラ、内臓に塩(分量外)を適当に振り、全体にまぶします。
6. 底の広めなザルにキッチンペーパーをひき、そこにイカを並べ、上からふわっとラップをして一晩冷蔵庫で寝かせます。 |
さて、いよいよ今日は本漬です。
本漬に用いるのは、昨日下処理をしたイカと塩だけです。
・ イカ1パイの下処理後の重量は230gになりました。
・ 塩はイカの重量の4%(9.2g)準備します。
1. 一晩冷蔵庫で寝かしたイカの胴、足、エンペラ、内臓を取り出し、表面が少しべたべたしていたので、キッチンペーパーで軽く拭きました。
2. イカの胴体を開いて1cm幅に切り、足も適当に切りそろえました。
やっぱり、イカの胴体の内側に、3匹ほどアニサキスと思われる白くてチョロッとしたものを発見しました。
しかし冷凍処理が効いたのか、すべて死んでいるようでした。
死んでいても気持ち悪いので、丁寧に取り除きました。
(まだ内臓に残っているかもわかりませんが、、、) |
3. ボールに刻んだ胴と足を入れて、そこに内臓を絞り入れ、さらに分量の塩を入れます。
4. 全体に混ぜて、適当な大きさの小ビンに入れます。
5. 冷蔵庫で3〜5日くらい漬け込みます。漬け込んでいる間は、日に1〜2回きれいに消毒した箸などで、かき混ぜます。
見かけと匂いは、今の時点ですでに塩辛です。
塩辛ってイカと塩だけで出来ちゃうんだ!!
漬け上がりが待ち遠しくてたまりません。 |
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今日は、塩辛を食べてみます。
毎日朝晩2回づつかき混ぜていたからか、トロッととっても美味しそうに出来上がりました。
おおぉぉぉ!!!!
こりゃ、めっちゃ美味しいっす!!!!
塩辛いので、あったかご飯がものすごく欲しくなります。
こんなに上手に出来上がるなんて、本当に感激です!!!
いつもあやしがって、漬けたものをあまり食べてくれない男性陣も、美味しいと評価をしてくださいました。
最近調子が良いですな♪♪
皆さんもぜひぜひお試しあれ♪
評価:★★★★★ |
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